CARROZZERIA

ヨーロッパ諸国、とくにイタリアに多く存在するカロッツェリア。

そこで働く自動車職人たちは、ふくよかな曲面を一枚のシートメタルから叩き出し、魔法の如くつなぎ合わせてボディを作り上げ、メーカー製エンジン付きフレームに架装する。

そんな夢のような作業が、実に小さな町工場で行われているのです。

生み出される作品のどれもが、魂と引き換えに創作されたと思えるほど良い仕事。プレス機など大きな設備も無く、 ただハンマーひとつで作り上げていくのです。その工程を創造するだけでも、ワクワクしてきます。

私たちの職場であるファクトリー・ビーライトも、そのようなハンマーワークに憧れて設立いたしました。
鈑金から塗装まで、お客様に本当に喜ばれる最高の仕事を追及し、より優れた技術の向上を心がけていきたいと考えております。

ASTON MARTIN Special Body Repair Center

アストンマーティン・ラゴンダ・リミテッド社は最新技術を満載しユニークな車体構造を持つスーパーカーであるV12ヴァンキッシュを導入し、DB9、続いて2005年にはV8ヴァンテージを発表しました。V8ヴァンテージとDB9は、共に新しいアルミボンデッドフレームを採用し、今後全てのアストンマーティン車に採用されます。ボンデッドアルミフレーム、アルミや軽量合成素材が使用されたボディーパネルには特殊な鈑金設備や技術が不可欠な要素となります。DB7やそれ以前のアストンマーティン車に採用されているボディ構造や素材は従来型のものであり、通常のサービス工場での対応が可能でしたが、V12ヴァンキッシュ以降の新世代型アストンマーティン車には特殊なサービス対応力を有する鈑金サービス工場が必要となりました。つまり、特殊工具と必要な研修を受けたメカニックを配備し、世界中どこにおいても製造工場に匹敵する設備と技術力を提供するこが必要条件となるのです。

こうした事情により、当社は2003年11月にアストンマーティン・ラゴンダ・リミテッド社と契約を交わし、ボディに関して、 全ての修理が可能な工場として、「アストンマーティン・ボディリペア・センター・カテゴリーA」の認定を受けました。英国のサッチャムトレーニングセンターで、2004年にV12ヴァンキッシュ、2005年にDB9、2006年にはV8ヴァンテージの研修を修了いたしました。

JAGUAR Authorised Aluminum Bodyshop

ニュージャガーXJ・XKシリーズは、リベット接合と接着剤を併用したアルミニウム・モノコックボディ構造を採用し、軽量かつ強固なボディ構造の安全性は、各国の衝突安全性テストはもちろん、最も厳しい最新の米国安全基準を最初にクリアした世界最高水準の量産モデル市販車です。アルミニウムボディの修理は修理内容よって、A/B 二つのカテゴリーに分類されます。カテゴリーAに該当する作業は、専門知識と専用設備機器が必要となり、ジャガー本社から認定を受けたBP工場以外での作業を認めていません。カテゴリーAとは、溶接接合・リベット接合・接着接合されたパネルの交換、フレーム(車両骨格)の修正及び交換です。なお、交換部品を必要としない場合もフレーム修正機で修理する場合はカテゴリーAでの作業となります。

アルミボディモデルの累計販売台数の増加に伴い西日本地区の修理需要をカバーするため、当社は2006年5月に英国のサッチャムトレーニングセンターで研修を終え、同年12月に「ジャガー アルミニウム ボディショップ カテゴリーA」の認定を受けました。

Range Rover Vogue Aluminum Body training

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、新型レンジローバーを2013年3月に発売し、 4代目となる新型レンジローバーは、SUVとして初となるオールアルミニウム製モノコックボディを採用し従来のスチールボディからボディシェルだけで約39%(約180kg)の軽量化を実現しました。新型レンジローバーはニュージャガーXJ・XKシリーズと同じく、オールアルミボディ構造のため修理には専門知識と技術そして専用設備機器が不可欠であります。

それらを持ち合わせ且つ経験、実績のある弊社がジャガー・ランドローバー・ジャパンより依頼を受け、2012年5月にジャガー・ランドローバー・ジャパンと業務委託契約を交わし、英国のACADEMYでアルミボディ認定BP工場として日本で唯一のトレーナー資格を習得いたしました。そして国内初のトレニーングを同年12月に弊社施設にて実施しました。

TESLA Body Repair Center

テスラ社(旧名:Tesla Motors, Inc.)は、2003年にアメリカ・シリコンバレーで起業され、完全電気自動車とエネルギー貯蔵システムの設計・開発・製造・販売および太陽光とエネルギー貯蔵製品の設置・運営・維持などをおこなうITベンチャー企業です。

自動車事業では電気自動車の設計・開発・製造・販売をおこない、モデルSセダンおよびモデルXスポーツユーティリティビークルなどを製造・販売、大量市場向けに設計されたセダンのモデル3が好調な売上を記録し、最近ではサイバートラックのデビューも記憶に新しいところですが、これらの生産にともないネバダやニューヨーク、上海、ベルリンなどに続々とギガファクトリーを増設しています。
テスラの電気自動車は、オールアルミボディーを採用し軽量合成素材が使用されているため、ボディリペアには特殊な鈑金設備 や技術が必要となります。そのため、弊社は2014年に「モデルS」、2016年に「モデルX」のトレーニングを本社工場 の米国フリーモントで修了し、資格を取得しました。

Automobili Lamborghini S.p.A.  Certified factory

イタリアの高級スポーツカーブランドとして知られるランボルギーニは、独創的なドアやスタイリングが特徴的で、世界中に多くのファンがいます。アウトモビリ・ランボルギーニは2022年の第1四半期には過去最高の販売台数を記録するなど、世界トップレベルの企業へと躍進するとともに、スポーツカーだけでなくSUV市場でも高級ブランドとしての地位を確立しつつあります。

歴代車種すべてにおいてデザイン性に優れたスペシャリティモデルを販売してきた中、近年の複雑化するボディ構造や塗装に対応するため、ランボルギーニ社では正式に認定ボディショップをディーラー1社あたりボディショップ1社を設けることとなり、当社へも依頼がありました。

創業当時よりランボルギーニの修理を手掛けてきた我々へのオファーは、鈑金技術の経験と実績、高い塗装技術や設備の整った環境など、あらゆる面で認定工場に相応しいと認めていただけたものと捉え、当社の技術者がトレーニングを受けて2021年より正式にランボルギーニ認定ボディショップとなりました。



敷地面積364坪、延面積390坪の社屋と工場は、アストンマーティン社の長い歴史と伝統、素晴らしいクルマ造りに敬意を表して、イギリス・ゲイドン本社をモチーフにデザインして建てました。